きれいな目元

ルミガンはビマトプロストを主成分とする点眼液です。このビマトプロストがプロスタマイドF2α誘導体としての役割を果たすことによって、緑内障や高眼圧症の治療に使用することが出来ます。その時点でも使い勝手の良い薬として知られていましたが、ルミガンが一層注目を集めることになったのはその副作用が理由です。ルミガンにはまつげを長く、太くする副作用があります。この副作用を利用してまつげ育毛剤としてルミガンを使うケースが増えています。2008年にはアメリカ食品医薬品局で正式にまつげを長くする効果と濃くする効果が認められました。それゆえに2009年以降ルミガンの使用者が爆発的に増えています。臨床実験によると16週間塗布し続けることでまつげの長さ、密度の高さ、濃さという3つのポイントにおいて効果が確認されました。

人間のまつ毛の毛包にはプロスタミドαF2受容体があります。ここにルミガンの主成分であるビマトプロストが作用することによって、毛包の成長を促進することが出来ます。また、脂質減少作用があることも報告されています。緑内障を治療している患者さんにおいて、ルミガンを使用した際に眼の周りが痩せる症状が確認されました。点眼していた側だけにこのような作用が見受けられたことから、ビマトプロストには脂質減少作用があると判明しています。ただし、この症状は使用を中断することによって治まることが分かっているので、眼の周囲の状態を変化させたくない方も安心して使うことが出来ます。

ルミガンは美容目的で使用される場合と、医療目的で使用される場合があります。美容目的で使用した場合であっても、眼の中の体液を排出して眼圧を下げる効果が発揮されます。しかしながら、美容目的の場合にはまつ毛のみに薬液を付けるので眼圧を下げる作用が少なくなります。このように使い方を工夫することで緑内障や高眼圧症でない方も問題なく使用できます。強い効果を持つ医薬品であるため、使用の際には注意事項を特によく確認しておく必要があります。主な副作用としては結膜の充血、そう痒感、眼の周りの色素沈着、角膜びらんなどが挙げられます。これらは基本的に使用をやめることで治まることが多いものの、用法や用量を守らずに使用した場合には使用後も副作用が何らかの形で残ることがあります。それゆえに注意事項を守ることが欠かせません。また、重い副作用が発生した場合にはすぐに医師に相談するようにしましょう。

ビマトプロストは数あるまつ毛育毛剤の中でも特に注目されやすい理由は、効果が非常に出やすいからです。程度には個人差があるものの、臨床実験では使用した方のほとんどに何らかの効果が見受けられました。加えてまつ毛の長さや太さだけでなく、密度までもアップさせることが出来るので見た目の印象が大きく変わることもあります。1回あたりの使用量も基本的に少なめなので、コスト面も優秀と言えるでしょう。ビマトプロストが配合されている医薬品であれば、ジェネリックであっても同様の効果を期待できます。ただし、製品ごとに配合されている割合が異なっていることもあるのでよく確認しておくようにしましょう。1日あたりに必要な成分量を超えて塗布してしまうことが無いように、アプリケーターなどを用意することも有効です。

ルミガンにはビマトプロスト以外にもベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、水酸化ナトリウムなどが配合されています。これらは効き目が過剰にならないように調整する目的で配合されている成分です。まつ毛に対する主な効果はビマトプロストの作用にほとんど集約されています。